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作業服を着て現場で働くときには通勤のときにも作業服を着ても良いものなのかと悩むこともあるでしょう。周りの人たちを見ていると着ている様子はないから、やはり通勤のときには着ないものなのだろうと思っているかもしれません。

しかし、通勤のときに着ること自体は可能なので、どのようなメリットやデメリットがあるかを確認しておきましょう。

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作業服は現場だけで着るのが普通

作業服は現場だけで着るというのが一般的な考えなのは確かで、通勤のときには着ない職場が多くなっています。この原因として大きいのは作業服が職場から貸与されているものというケースが多いことです。会社の備品を従業員は持ち帰ることができないのが基本なので、現場で作業するときにだけ着替えて使用するのが一般的になっています。

洗濯も職場でできるようになっていて、現場によっては担当の人をパートやアルバイトで雇っていることもあるでしょう。このような仕組みになっていることに加えて、現場での作業内容によっては作業服を着て公共交通機関で通勤するのが周りの迷惑になるという点から避けられていることがあります。

泥まみれになっていたり、危険な薬品が付着している可能性があったりするからです。ただ、これはあくまで慣習的なものなので、作業服で通勤してはならないというルールがあるわけではありません。作業内容によっては特に汚れることもなく、危険な薬品が付くこともないでしょう。

あるいはマイカー通勤なら自宅に直行できて、一般の人に迷惑がかかることもありません。通勤のときも作業服を着ることも前向きに検討してみましょう。

通勤中に着るメリット

作業服を通勤中に着ると着替えの手間がかからないのがメリットです。わずか数分とはいえ、職場に到着したときにも帰る前にも着替えるのは面倒だと思っている人もいるでしょう。自宅に帰るとまた普段着に着替えるというケースが多いので何度も着替える手間をなくしたいと考えるのはもっともなことです。

また、同僚と一緒に同じ更衣室で着替えるのは嫌だと考えている人も決して少なくはありません。現場によっては衛生状態があまり好ましいとは言えない場合もあるでしょう。このようなときに通勤中も作業服を着られれば問題は解決されます。

また、通勤のために服を購入する必要もなくなるのもメリットです。勤務中もずっと着ているのであれば仕事用のフォーマルな服を揃えるのも必要なことだと考えられるでしょう。しかし、通勤のときしかきないスーツを仕立てるといったことも多く、現場では作業服しか着ない人にとってはあまりメリットのない出費だと考えることもできます。

通勤が作業服で大丈夫なら服の購入をする費用も手間もなくなります。同僚から通勤時の服装についてとやかく言われることもなくなるので気楽になるでしょう。

通勤中に着るデメリット

通勤中に作業服を着るデメリットは既に少し述べましたが、周囲に迷惑がかかるリスクがあることです。公共交通機関を利用するときには泥などの汚れや危険な薬品などの付着が周りから気にされてしまいます。一般的にはあまり作業服はきれいなものではないと思われてしまっているため、作業服を着て電車やバスに乗ると敬遠されてしまったり、変な目で見られたりしてしまうこともよくあります。

また、着ている本人としても特にバス内などを作業服についていた泥などで汚してしまったときにどうすべきかと困ってしまうこともあるでしょう。また、通勤中にも作業服を着るとその作業服を自宅に持って帰ることになります。

泥や薬品などで汚れた服を家まで持ち帰ってしまい、家族に迷惑がかかってしまうリスクがあります。車通勤の場合には車内が汚れてしまうこともあるでしょう。会社のシステムがどのようになっているかにもよりますが、作業服を自宅で洗濯しなければならない場合もあります。

特に汚れる心配がない作業の担当者なら大きなデメリットにはなりませんが、現場によっては気にかけておくべきポイントです。

デメリットを克服するデザインの作業服もある

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公共交通機関を利用して通勤する場合のデメリットは作業服の選び方次第で克服することも可能です。作業服は現場での作業をするのに適した設計になっている服を一般的に指すもので、特定の種類の服を指すものではありません。

そのため、デザインを重視して仕上げられている作業服も多くなっています。会社から支給されているとそれしかないと思ってしまいがちですが、作業服を探してみると普段着にしても差し支えないようなデザインのものがたくさん見つかります。

どう見てもカジュアルな服装にしか見えないような作業着もあるので、通勤のときに着るのに適した一着を確保することは簡単でしょう。

作業服の自由がある職場かを確認しよう

実際問題としては職場が作業服での通勤を認めるかどうかが大きな課題です。作業服が貸与されていて、その作業服を着なければならず、持ち帰ることは禁止されているのであれば諦めざるを得ません。しかし、持ち帰っても問題ないのであればその作業服を着て通勤することはできます。

また、作業服は貸与されているだけで着用の義務がないこともあります。その場合には自分で好みの作業服を買って通勤にも使用し、現場でも着用するという形でも問題ないでしょう。職場によってはとりあえず当たり障りのない作業服を貸与しているだけのこともあります。

その場合には従業員の立場から申し出て、別のデザインの作業服を支給して欲しいという交渉をするのも良いでしょう。その考え方に同意してくれる同僚がいればスムーズに話が進む可能性が高くなるので、他の人たちがどう感じているのかも聞いてみるのが大切です。

組織が大きい場合には労働組合で議題に上げてもらって改善を求めることもできます。手間はかかりますが、これからずっと働いていく職場だと考えると快適な環境を作るメリットは大きいでしょう。同僚を集めて通勤に着られる作業服を提供してもらえるようにするのも検討してみる価値があるのです。

通勤のときにも着られる作業服を選ぼう

通勤のときには作業服を着ないのが慣習になっていますが、着替えの負担をなくせるなどのメリットがあるのは確かです。通勤のときに着ても問題ないデザインの作業服も増えているので前向きに検討してみましょう。職場によって通勤が可能か、貸与されている作業服の着用が義務かは異なるので、場合によっては交渉もしてみるのがおすすめです。

参考『作業着 … ユニフォームタウン』https://l-m.co.jp/work/